染色体検査結果について
さて、生まれて初めての妊娠が流産に終わった後、染色体検査を依頼していました。(この検査だけで5万円くらいかかる…ゲフッ)
この遺伝子カウンセリングがとても分かりやすくてとても勉強になりました。
そもそも子供の染色体は2本1組、計46本の染色体の半分23本ずつを両親からそれぞれもらって46本の染色体になるわけなんですが、両親の染色体がきれいに23本ずつに分かれず、22本と24本などアンバランスに分かれる事があり、染色体の数が多くなったり、少なくなったりアンバランスな数のまま受精卵まで育つと流産になったり、子供が病気になったりします。
我が家の今回の流産原因はトリソミー16が3本の染色体異常でした。
因みに染色体の数が少ない方が影響が大きいそうで、着床までいかないケースが多いとの事。
つまり妊娠初期12週までの染色体異常の流産は染色体の数が多いケースの方が可能性が高いらしい。
それと、トリソミー21が3本だとダウン症だという事は知っていましたが、トリソミー13、18、21以外の染色体異常は産まれてくる事は無いんだそうです。
ほぇー知らなかったなー。
じゃあ着床前診断をすれば染色体異常かどうかわかるんだからもっと着床前診断を誰でも受けれるようにすればいいじゃん!そうすれば染色体異常の流産を減らせるじゃん!流産なんてもうヤダ!とわたしなんかは思った訳ですが、こちらのカウンセラーさん曰く、着床前診断による受精卵のダメージは少なからずある上に高額で、ダメージによる遺伝子影響があるかどうかもまだよく分かっていないんだとか…?
ほんとかな?海外では着床前診断による産み分けまでできるってのに…
まぁこのあたりは日本もこれから変わって行くでしょうけど。
そもそも、流産というのは35歳くらいだと自然でも体外受精でも常に15%の流産率があって、そのうちの半分が染色体異常。
もう半分は正常なたまごでも何らかの理由による、染色体異常以外の流産。
つまりあたくしの歳で流産した場合の染色体異常の流産である確率は半分であるというまたややこしい…。
しかもこの『正常なたまごでも何らかの理由による、染色体異常以外の流産』は年齢に関係なく一定の確率で存在するんですって。
じゃあ流産になって染色体の検査をして異常がなかったら不育症の検査をすればいいのかっていったらまたこれが、不育症の検査は時間もお金もかかる上に原因が特定出来ない事もあると。
つまるところ、1、2回の流産であればめげずに胚移植を繰り返した方がコスパがいいよって事なんだろうなぁと解釈した次第です。
34歳で採卵しているたまごは2〜3個に1個は正常なたまごだから大丈夫!って言われたけれども、それって結構少ないなと思ったんですけど。
人間て流産しやすい生き物なんですねぇ。
こちらのカウンセラーさん、流産になって遺伝子カウンセリングを受けに来た人達がその後妊娠したかどうかを年齢別に全て調べたんですって。
「あなたの年齢でしたら皆さん2年以内に妊娠されていましたよ」という言葉が何とも有り難かったなぁ。
ただ全員と言ったかどうか肝心なところはうろ覚えでスミマセン…。
ひとときでも前向きに頑張ろうと思えただけでもお話聞いて良かったなーと思ったのでした。
このたまごだと妊娠率何パーセントでこっちだと何パーセントって確率ばかり気にしちゃうけど、結局妊娠するかしないか、産まれるか産まれないかですもんねぇ。